こんにちは。育児中の皆さま今日もお疲れ様です。かめです。
前回の記事では哺乳瓶の大切さについて記事にしました。
前回記事→早期ストロー練習はNG!哺乳瓶の長期使用と、乳首選びは大切なお話
なんで私がこんなに暑苦しく哺乳瓶について語ったかと言いますと、生後7か月ごろ、娘の口呼吸がとても活発になってしまったのです。
常に娘の口が開いた状態で、なんだかこの世の終わりみたいな顔をしていました。
ちょっと、「けへけへっ」と咳もし出して口呼吸が活発で、これは絶対なんとかせねばと哺乳瓶について調べたりしました。
結果大分口が閉じてきて、少しはお利口さんな顔になってきたので、皆さまにヒントになればとお伝えしているところであります。
何故口呼吸になってしまうのか
実は産まれたばかりの赤ちゃんは鼻呼吸しかできません。
前回の記事の漫画では、私は息継ぎしていますが、娘は息継ぎせずに10分でも20分でも飲むことができます。
やってみると分かりますが、大人は食べながら呼吸することが絶対にできません。しかし、赤ちゃん、そして哺乳類全般は口で楽々と食べながら、鼻で息継ぎすることができる仕組みになっています。
人類だけが「言葉」を獲得したことにより、口呼吸ができるようになってしまいました。これが人類特有の免疫病の主な要因だと西原医師は述べています。
赤ちゃんがしゃべり始めるのが1歳頃で、これを過ぎたのちに口呼吸を覚えてしまい、それが多くの病気にかかってしまう原因になるのです。
口呼吸で起こる、鼻呼吸では起こらない問題についてみていきたいと思います。
口呼吸の問題点1:乾燥された空気が入る
鼻から入れば冷たい空気も暖かくなります。また、鼻から入った空気は加湿されて、乾燥した空気が入ってきません。
冬に口呼吸してしまうと乾燥した空気がもろに入ってきてしまいます。加湿が十分でない空気が身体に送られてしまうと、肺胞はダメージを受けて喘息や肺炎になりやすいです。
口呼吸の問題点2:扁桃腺(へんとうせん)がバイ菌の温床になる
そして鼻にはバイ菌を吸着してくれる鼻毛があるのですが、口にはそれがありません。そして口の扁桃腺が干上がってしまい、慢性的な感染を起こしてバイ菌の巣となってしまいます。
また、鼻側にも扁桃腺があるのですが、鼻呼吸しないことにより扁桃腺が使われなくなってしまうと、またここもバイ菌の温床になってしまいます。
口呼吸が日常的になってしまうことで、鼻と口にある大切な扁桃腺は壊滅的なダメージを受けてしまいます。
口呼吸の問題点3:様々な疾患を引き起こす
この鼻と口の扁桃腺がダメージを受けると、その影響はなんと小腸の扁桃に及び、全身に大きく関係してくると西原医師は述べています。
鼻→鼻炎・蓄膿症 甲状腺→橋本病 内耳→耳鳴り、難聴 関節→リウマチ・関節炎 すい臓→糖尿病・すい臓炎 皮膚→皮膚炎 脳神経系→うつ、偏頭痛 気管支→喘息・肺炎 |
……などなどです。(これは本の情報の一部を抜粋したものでまだまだあります。)
これはつまり、上記の病気は「口呼吸を鼻呼吸に治すこと」で改善がみられるということです。
(ちなみに西原医師は、鼻呼吸だけでなく、腸を冷やさないこと、睡眠を十分にとることも治療には必要と述べていますが、この記事では呼吸をメインに書いていきます。)
口呼吸から鼻呼吸に戻す必要がある!
これは、私は確信しています。
というのも、何を隠そう私自身が小さなころから口呼吸を活発にしていたようで、アレルギー体質でした。どのような呼吸をしていたかは、呼吸は無意識にするので覚えがないですが、小さいころの写真見ると私の口はしっかり開いています。
アトピー性皮膚炎は長いこと続き、鼻炎で大変な思いも長年したし、喘息で死にそうに苦しい経験もしたし、難聴も若干あります。
小さいころ何度も耳鼻科に通い、喘息の時は吸入器を吸いました。できれば全部経験したくなかったですが、経験してきたからこそこういうことが書けますね。
また、私は酵素風呂という店を経営しています。酵素風呂というのは砂風呂に似たような米ぬかのお風呂で身体をしっかり温める効果があります。
アレルギーに苦しんでいらっしゃるお客さんも多数来られるのですが、よく観察してみるとアレルギーのお客さんのほとんどが口をカパーンと開けて酵素風呂に入っていらっしゃるんですね。
口呼吸さえ改められれば、改善する気がして、最近では鼻呼吸の大切さをお伝えしています。
街中を行く人が口を開けているか閉じているか、ちょっと観察してみて下さい。開けている人はどこか姿勢が悪く不健康そうなのです。
Eテレで子どもたちみんなで踊る時、見ているとついていけなくて動きの鈍いお子さんがいます。きまって口をぽかーんと開けています。
自分の経験からもこの口呼吸はよくないという確信があるので、今後病気を予防するために何とかして娘の口呼吸を鼻呼吸に戻してあげないといけないぞー!と感じています。
それでは、前回の記事の哺乳瓶選びに加え、3歳までの子どもの口呼吸防止に大切なポイントを3つお伝えします。
口呼吸防止ポイント1:哺乳瓶を使っている場合は乳首を定期的に買い替える
ずっと使っていると、あの固い母乳相談室の乳首も柔らかくなってきて、買い替える必要があります。(私は哺乳瓶の固い乳首として母乳相談室をおすすめしています。)
口呼吸が活発になってきた生後7ヵ月でやっと買い替えた時、飲みがすごく遅くなりました。
日常的に使っていらっしゃるなら3ヵ月くらいで買い替えた方がいいかもしれません。
口呼吸防止ポイント2:頻回に授乳する
3時間に1回などと言わず、1時間に1回、少しずつ頻繁に授乳することでその度に鼻呼吸することになります。
家では現在1歳3ヵ月、ミルクのみの育児をしていて、1時間に60~80mlずつ飲ませています。起きた時はちょっと足りないようで起きた時だけ2時間分飲ませています。
また長期授乳も口呼吸防止にいいみたいですね♪
この乳首の買い替えと頻回授乳で2つの点をよくよく注意して授乳していたところ、かなり口呼吸がましになってきて、顔が引き締まってきました!
口呼吸防止ポイント3:よく噛ませる
食べるときに良く噛んで食べることを意識してもらうようにします。
良く噛んで、ほっぺたも動かし、胃腸の調子もよくなりますね♪
口呼吸防止ポイント4:おしゃぶりの活用
西原医師は、口呼吸を防止し、鼻呼吸を促進するためにはおしゃぶりをとにかく根気よくさせるしかないと述べています。
おしゃぶりを咥えている子も是非観察してみて下さい。めっちゃ目がぱちくりしていて、ほっぺたぷっくり~♪表情が引き締まって羨ましいくらい生き生きとしてるんですよ!
娘の場合、頻回授乳と乳首を買い替えるだけでは、まだ鼻呼吸に戻らないしやっぱり弱いんじゃないかなということで、おしゃぶりもちょこちょこさせています。
おしゃぶりもいろいろ種類があるんですが、うちはドイツ製のヌーク社のおしゃぶりが一番咥えやすいようでちょっと咥えてくれます。西原医師もヌーク社を推薦していますね。
人から見た目が悪いことは、やっぱり気になりますが、3歳までの子はこれが一番いいようです。
また、歯並びが悪くなることが良くないとも言われますが、確かにちょっと乳歯は出っ歯気味になりますが実は歯列はむしろ良くなり、永久歯になる時綺麗に生え揃うそうです。
しかしこれがなかなか~…おしゃぶり好きじゃないとずっとは咥えてくれないんですよね!娘はちょっとしか咥えてくれなくて苦戦しています。
咥えてくれる2つのポイントとしては
1.常に手の届く位置におくこと。
おしゃぶりホルダーにひっつけて常に服からぶら下げておくことですね。これで少しは咥えてくれるようになった気がします。
2.親の真似をするので親が見本見せること。
なので2つ買って、私もやってみせてます!(笑)
てな感じで全然うまくいきませんが~(笑)でも常にそばに置いておくとたまに付けてくれるし、ぼちぼち根気よくいこうと思います。
口呼吸が原因で病気にかかっている時間、健康で遊んでいられたらその方が絶対にいいに決まっているので、今多少大変でも、人にえぇ!?って思われるかもしれなくてもおしゃぶりはとにかくぶらさげて、娘の健康を守ってあげたいですね。
あんまりおしゃぶりを頻繁に娘の口に突っ込みすぎると嫌がるので、思い出してはちょこちょこって感じですが。
実は私もここまでやろうと思ってはいなかったんですよ。でもfacebookの西原式グループに入っているひどい湿疹持ちの子のお母さんが、必死でおしゃぶりを習慣づけて子どもの健康を守ろうと頑張っている姿を拝見して、勇気づけられて私も頑張ろうと思っているところです。
世の中には1歳過ぎておしゃぶりを取り上げたいお母さんが多い一方で、1歳以降もおしゃぶりで鼻呼吸を習慣づけようと必死なお母さんたちもいるんですね。(むしろ喋れるようになって口呼吸が活発になりやすい1歳以降のおしゃぶりが大切だと西原医師は述べています。)
例えばこれをご覧になっている方で、2歳くらいのお子さんをお持ちでそう言われればうちの子、口呼吸が活発化かもと思われた方もいらっしゃると思うんですよ。
そういう方は、(うちの子確かにのどがつらそうなときあるし、風邪もひきやすいし、改善した方がいいかなぁ~…でも今更おしゃぶりか~)って抵抗があるかもしれません。
3歳以降だったら、次の記事に書こうと思っているあいうべ体操とかできると思うんですけどね。でもできれば早く対応してあげたいですしね。
私も実はあんまり児童館など外で使う勇気がないのですが、朝と晩自宅で5~10分ずつでも咥えさせてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
西原医師曰く長年クセになった口呼吸は鼻呼吸に変えにくいと述べています。実際私も今現在一生懸命口呼吸を治そうとしていますが、これが本当になかなか難しいです。
反面、未就学児だったら鼻呼吸に戻しやすいらしく、おしゃぶりで喘息なんかもその夜から発作が収まり一発解決らしいんですよ!おしゃぶりって世間で知られているよりもすごく健康グッズなんですね♪
アレルギーと鼻呼吸についての関連書籍
今回の記事は『アレルギー体質は口呼吸が原因だった!』の本と、『赤ちゃんの生命の決まり』の本を参考に書きました。
私が書いたのはほんの一部に過ぎないのでもっと実例が知りたい方は是非手に取って読んでみて下さい。
以上、鼻呼吸の大切さについてご紹介しました!読んで頂きありがとうございました。
次回は大人の口呼吸対策について記事にしました♪
朝起きて口が何だか乾いているような気がするあなたは口呼吸体質です。今後の病気の予防のためにも何とか治しましょう!
次回記事→努力しないと絶対治らない!口呼吸を鼻呼吸に改善させよう!
今後もブログの情報を受け取りたい方は、是非へるしぃどんどこらいふのfacebookページにいいね!を頂けると嬉しく思います。更新情報が受け取れます。
この記事を書いている人のプロフィールはこちら→プロフィール
育児・健康のお役立ち情報満載!
(特に夜泣き改善・西原式育児・おまけ役立ち集・岐阜の身体に優しいスポット)
へるしぃどんどこらいふの目次はこちら
コメント