1歳の赤ちゃんの長引きまくった下痢が本当に大変だったお話

長引く下痢 乳児気持ちのいい子育て

こんにちは。育児中の皆さま毎日お疲れ様です。1歳2か月の娘を育児中のかめです。

実は娘が1歳1か月の終わりから下痢をし出しました。

それが想像以上に長引き、かなり大変で、一時は精も根も尽き果てた状態になっていたので(私が笑)体験談と同時にいろいろやってよかったことなどを忘れないうちにご紹介しておこうと思います。

たかが下痢、されど下痢。長引くと大変ですね。特に粉ミルクを飲ませているお母さんは参考になるかと思います。

長引く下痢の原因

長引く下痢の原因は、ウイルス性の胃腸炎の場合がほとんどです。

一応違いを見てみましょう。

☆ロタウイルスの特徴

潜伏期間は1~3日で、嘔吐・下痢・39℃以上の発熱等の症状があります。便の色が白くなることがあります。5~6日で軽快します。

☆ノロウイルスの特徴

潜伏期間は1~2日で、ロタウイルスと同じように嘔吐・下痢・発熱等の症状があります。ロタウイルスよりは症状が軽く、2~3日で軽快します。

☆アデノウイルスの特徴

潜伏期間は5~7日で、症状はのどの痛みや下痢、発熱などがあります。アデノウイルスは型が50種類以上あり、それぞれによって症状が少しずつ違います。

胃腸炎を起こす40型・41型は腸管アデノウイルスと呼ばれています。娘はのどの痛みもそこまでなく、嘔吐もなかったのでアデノウイルスだったと想像しています。

(参考:アデノウイルスの下痢に要注意!乳幼児に多いアデノウイルス胃腸炎とは

娘に起こったウイルス性胃腸炎の症状

最初、よだれが多くなったなぁ~と思っていました。

月齢的によだれが多い時期というのはあると思います。ですが、よだれが出なくなってきたと思ったら、また出だした…など、いつもよりよだれが多い時は胃腸が弱っている証拠みたいです。

漢方で「よだれ」が多いのは、胃腸が弱く冷えている証と考えます。

胃腸は飲食物からエネルギーや生命力を生み出し、肉体や心を形成し、成長するための要「後天の本」です。
「よだれ」が多いのは胃腸が悪くて病気なのではなく弱さの現れなのです。

参考:「よだれ」が多いお子さんは虚弱?/GOブログ

そう感じていたら下痢が始まりました。白っぽい下痢が頻回に続くようになりました。小出しで出てきました。

酷い時は数えてはいなかったですが1時間に1回くらい出ていたと思います。ちびちびちびちびと出て、下痢便は強い酸性なので、肌に一気に影響し、おむつかぶれになってしまいました。

おむつ替えの度に拭くと沁みるのかわーん!と泣いて転げまわって、やたらおむつ替えに時間がかかる。お風呂に入れると沁みるのかすごく泣く。

下痢をしていても基本機嫌はよかったのですが、時折、お腹がすごく痛くなるのか、いきなり泣き出して抱っこを求めてきました。

抱っこしてもまだ痛いので反りくり返ってわんわん泣いたりして、気を紛らわすために慌ててベビーカーで散歩に連れ出したりしました。

あと、皮膚の状態もちょっと悪化しました。汗疹もひどくなったりして。腸内環境は皮膚に現れるとはまさにこのことかなと思いました。

下痢 湿疹

(↑ちょっと皮膚が悪化した様子…ブログに載せるならもっといい写真撮ればいいのにすいません)

何度となくおむつ替えして、おむつ替えしている最中に泣きながら布団の上に水状の便を大量に出されたり、夜中も何度もうんちで起きたりと、もうもう本当に大変でした。

長引く下痢 乳児

でもそんなことよりまだ言葉に出して言えないけれど、かぶれたお尻やお腹が痛くていっぱい泣いている娘がとってもかわいそうで、母、思わず、思わず涙ぽろぽろ~…(泣)

何故胃腸炎になったかなと考えると…うーん、いろいろなものを舐め繰り回していたからかもしれません。

離乳食は1歳半からにしようと決めていたのですが(私は西原式育児を採用してミルクのみの育児をしていました)、最近娘のご飯くれくれ要求が激しすぎて少しずつですがご飯を与えてしまっていました。そこで腸内の免疫が落ちたのかもしれません。

でも私は何か症状が起こっている際に、原因をあれこれ考えすぎるのはナンセンスだと考えています。こういう時は早く治すための方法を必死で模索するべしです。

まずおむつかぶれの対処から!

長引く下痢につきもののおむつかぶれの対処

とにかく、うんちをしたら即座におむつを替えてあげることですが、頻回に下痢をしているので、ふとした瞬間に「あ!ちょっと替えるのに時間空いちゃった」ということがどうしてもあります。

以下のことに気をつけるとちょっと違ってくるかなと思います。

おむつ替えの度に湯洗いする

おむつ替えるたびに、洗面器に3分の1くらいのお湯を張って、そこに娘のお尻を、どぼちょんと漬けます。かぶれているので沁みて写真のように泣いたりします(泣)

下痢 湯洗い

写真のように、下着のボタンを上で止めると服が濡れません。(でも洗面器に水を入れすぎると服は濡れます。)

ちなみに私はお湯の中に塩を入れて塩素を中和していました。塩浴は肌にいいですしね。

この湯洗いが大変面倒くさく、湯洗いが終わった直後にまたぶりぶりし出したりしてお風呂脱衣所うんちまるけになって大変でしたが、これしたおかげで確かにおむつかぶれは減りました。

酷い時は夜中も湯洗いにお風呂場まで走りましたよ~。

布おむつを使用している場合、紙おむつも考える

布おむつの方が、早く替えないとかぶれやすいです。私は布派だったんですが、おむつカバーの代えがなくなり、紙おむつを使っていたところ、紙おむつの方がおむつかぶれはましになりました。

やっぱり布おむつは尿も便もべたーっとおまたにつきやすいからかぶれやすいんですね。

ただ何回も替えるので紙おむつ使うと大量に消費しますが(汗)

紙おむつも、普通のおむつとそれほど変わらない値段でオーガニックのおむつがムーニーで販売されてるので、それを使ってあげていました。

おむつかぶれしない「PG不使用」のおしりふきを使用する

これは、下痢の時以外も注意するといいかなと思うのですが、おむつかぶれの原因に、おしりふきの成分、PG(プロピレングリコール)が関わっています。

このPGは保湿剤として入っているのですが、このPGは危険物第4類に入っているので肌にはよろしくありません。

ですのでPG不使用と記載のあるものを使いましょう。

私は最初生まれたての頃、シチュー入れるような保温容器にお湯入れて、そこにカット綿を湿らせたりしていました。

ただこれがなかなか面倒くさく(面倒くさがりや笑)知り合いから、赤ちゃん本舗のおしりふきが一番かぶれなかったと報告を受けて、そのおしりふきをいつもネットで箱買いして使っています。

もちろんPG不使用です。下痢の時以外はこれをずっと使っていておむつかぶれはなかったのでいいと思います。

ものすごく細かいところまで見ると少しは添加物が入っているようなので、気になる方はやめたほうがいいかもしれません。

温かい格好をさせる

これはかなり大切です。

赤ちゃんのケアに関して有名なサイト、アート医研の赤ちゃん相談室によると、下痢の時に身体を冷やすことはよろしくないと!

大人でも下痢してるときに身体が冷えていると何だか嫌な感じがしますよね。お腹が冷えた!と思ったら下痢したり。

ただ娘が下痢をしていた時期は、夏真っ盛りで、身体を温めるのが何とも難しい時期。岐阜県は高温多湿で特別に暑いんですよ。

でも足がなんとなく冷たかったので、靴下は暑くても履かせていました。私の親が暑そうだと脱がせるんですが、そういう時に限って下痢が頻回になりました。

なので下痢している時は靴下やレッグウォーマーなどで身体を温かくしてあげるといいかなと思います。

離乳食をいったんストップ、または少なくする

これは大人に置き換えて考えてみてもいいかなと思うんですが、いったん下痢して、まだ下痢しそうだお腹痛い…という時、食べたい感じがしますかね?

食べたいというより、温かい白湯で水分補給したくなるのではないでしょうか。

離乳食は控えめに、白湯または母乳を飲ませている子は母乳で水分補給してあげるといいかなと思います。

粉ミルクの種類を変えると長引く下痢が治るかも!!

ミルクを飲ませている子は二次乳糖不耐症になることがあるので注意が必要です。

乳糖不耐症には,「先天的」なものと,「後天的」なものがあります.

先天的なものは,ラクターゼが生まれつき欠けているため,母乳やミルクを飲み始めてすぐに酸っぱい臭いの水っぽい便を頻繁にするようになります.脱水症状や発育障害を起こすこともあります.欧米白人は,昔から乳製品を摂取し続けているので酵素活性が高く,乳糖不耐症の人は少ないです.一方,もともと乳製品を摂取する習慣のなかったアジア人や黒人の7-9割は,乳糖不耐症の素因があります.乳児期には母乳やミルクを摂取するためラクターゼの活性が高いですが,離乳とともに酵素活性が低くなります.学校給食等で牛乳を飲んでいる間は酵素誘導が働くため症状が出にくいです.しかし,思春期以降に乳製品を摂取しなくなると酵素活性が低くなり,たまに牛乳を飲んだ時にお腹がゴロゴロするという症状で乳糖不耐症と気付くことがあります.

後天的なものは,ウイルスや細菌による急性胃腸炎に罹患した時に起ります.腸の粘膜がただれて機能が低下し,一時的にラクターゼの分泌が悪くなって酸っぱい臭いの便をするもので,これを「2次性乳糖不耐症」と呼びます.乳糖不耐症の多くはこちらです.

参考:乳糖不耐症/はしもと小児科

娘もこれになりました。白いブツブツが便から出てきました。なので私は負担かなぁと思ってミルクを薄めて飲ませていました。

そうしたら娘の下痢の間隔が空きました。が、ミルクを薄めるのはよくないという話があります。

低い浸透圧(低いと赤ちゃんの体に必要以上に水分が入る)の水分を沢山飲ませることになるのは未熟な赤ちゃんの腎臓に必要以上の尿を作らせることになりまさに今の体に負担をかけることでもあります。

参考:赤ちゃんの体重が増えすぎたら「薄めたミルク」ではなく上げるミルクを減らすのでは?

薄めて飲ませていたころ、寝起きなんかにちょっと機嫌が悪い時がありました。

白いぶつぶつが便から出ていたらミルクが分解されていない証拠なので、ミルクを大豆由来のものなどに変えた方がよかったと思います。

ちなみに私は小児科なら売っているかなと思って、小児科に訪ねに行ったら、そのようなミルクはうちにはないと言われてしまいました。

なかなか大豆由来のミルクが近くの薬局や育児用品店で売っていないんですよね!使いきれるかなぁなどと心配せずにネットでさっと買ってあげたらよかったです。

2018年8月1日追記
次女も生後4か月で下痢になりました。次女も粉ミルクを飲ませていたので、今回はネットですぐに買ってあげました。

飲ませて1日で!なんとすぐに下痢は治りました!!

長女の場合は2週間強続いた下痢が、次女は一週間ちょいで治りました♪

やっぱりミルクの乳頭が負担だったのだろうと思います。

是非粉ミルク飲ませていらっしゃる方はすぐに大豆由来の粉ミルクを買ってあげて下さい。

ちなみに私は小児科なら売っているかなと思って、小児科に訪ねに行ったら、そのようなミルクはうちにはないと言われてしまいました。

小児科に行くタイミング

うちは基本的に下痢のみで元気だったので小児科には行きませんでしたが、2週間弱くらい経って、大豆由来のミルクを求めて小児科に行きました。

行ったその日の夜から便に白いぶつぶつが混じらなくなり、ホッとしました。

基本的に元気だったら大丈夫ですが、ロタウイルスなどで嘔吐していて、ぐったりしていて水分を受け付けない場合はすぐに小児科に行く必要があります。

そんな時は脱水症状が起きているため点滴で処置してもらうことが必要です。点滴してもらうと徐々に元気になってくるみたいですね。

腸内細菌を整えるために…最終手段「乳酸菌ヤング」

これは最終手段です。

私は本当に昼夜娘の下痢のケアで疲れていたので、とにかく早く治してあげたかったです。中には1カ月間下痢で苦しむ赤ちゃんもいるとかで、続くと良くないなと思い早めに何とかしようと思いました。

下痢すると腸内環境が一気に崩れます。ですのでよくないウイルスを殺し、腸内環境を整えるものとして西原式育児の間で噂の乳酸菌ヤングを試しに購入しました。ミルクや白湯に混ぜて使います。

これがたった30mlで10500円と高いんですよ(泣)

まぁ全部使わなくても3000円分くらいをちまちまと使って、それで治ったら、残りはお守りに置いておこうかなと思いました。

乳酸菌ヤング

届いた状態です。

ちまちまと使いたいのに結構ドバっと出てしまうヤングさんです。ミルクにドバっと入るとちょっとコーヒー色になります。

乳酸菌ヤング ミルク

パンフレットも載せておきます。

乳酸菌ヤング 説明3

炎症を抑えて感染症を防護する役割を果たすから、ウイルス性の下痢の時はいいんですね。

乳酸菌ヤング 説明2

乳酸菌ヤング 説明1

冷蔵庫に入れなくても10年以上変化しないのはすごいと思います。

気になる効能ですが、個人差はあると思いますが、うちの場合、これ飲ませた次の日から、娘に体力が戻ってきた感じがして元気になりました。

そのまた次の日から便が1日1~2回と落ち着いてきました。早く治してあげたい人にはいいかもしれません。

治るまでに2週間ちょいかかりました。

夜泣きが落ち着き、便の回数も減ったことからおむつかぶれもなくなり、皮膚の状態も良くなりました。

何よりとっても元気に動けるようになって、子どもが元気でいてくれることはありがたいなとしみじみ思う母でありました。

1つ胃腸炎にかかって抗体ができたかな。また元気に過ごせますように!

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