日本人がマスクから抜け出せないそもそもの原因

フリースクール

私の長女が2023年4月から地元の小学校に入学した。

夫と結婚した時は、子どもを産んで小学校に行かせるということをなんとなく普通に思っていた。

でも娘が小学校に上がるという時になり、学校という場所に行かせることに、抵抗感がかなりある。

ランドセルを買ってもらって大はしゃぎな娘とは対照に、私の心は沈み気味だった。

今どうしてそう感じるようになったのか。

学校に対する思いを整理しておくためにも、あと学校に行かせたくないという自分の感じている抵抗感をちょっと周りの人に知って頂くためにも、ブログで文章にしておきたいと思った。

天外伺朗さんの講演会

私が確か第一子を妊娠している時だったか…私の同級生でもある藤井浩人市長さんが、天外伺朗さんを美濃加茂に招待して講演会を開催してくれた。

その講演会に行こうと、同じ同級生の友達に講演会に誘われた。友達には小学生の子どもさんがいて聴きに行きたいようだった。

6年位前のことなのであまり記憶は定かではないけれど、現代の親や学校が行っている教育に関して天外伺朗さんは批判的だった。

確かこんなことを言っていた。

「夢中になることから創造性が生まれる。子どもが遊びにものすごく夢中になっている時に、母親が『ほら早く幼稚園に行くわよ』と言う、そしてその創造性が破壊されてしまう…。」

天外先生が話されていたサドベリースクールやさくらさくらんぼ保育園の話が私には真新しく聞こえ、「生きる力の強い子を育てる」という天外先生の本も買った。

この本の中に説明されているのだが、サドベリースクールというのは、ほとんど子どもを自由に思いのままにしておく学校で、学校の規則などは子どもたちが決めるという学校だ。テストも授業も一切なく、子どもたちが自分で学びたいことを選んで学ぶ。遊びっぱなしの時もある。

さくらさくらんぼ保育園は、自然育児に特化した保育園で、泥遊びやリズム遊びを通して自然の中でしっかり遊ぶことから創造性を養うという感じの保育の仕方だ。

へぇそんな学校があるのか、行かせてみたいかもと思って近くにないか探したときに、一番近いのは愛知県一宮にあるサドベリースクールだった。

しかもその学校も運営が難しかったのか、閉校になってしまうというお知らせが間もなくあった。

自然育児親子の会

さくらさくらんぼ保育やサドベリースクールは近くにはなかったけれど、八百津町に住んでいる園田さんが森のようちえんを開いて頑張っていらっしゃるということで、その森のようちえんの前段階である自然育児親子の会に参加した。

自然育児親子の会は未就園児のための会で、親子で森に行って抱っこしたり歩かせたりしながら自然を満喫するものだった。

私はその後、フルで働きたかったので、森のようちえんに行かせることはなく、近くの幼稚園を選択してしまったのだが、この親子の会には本当にお世話になって、かけがえのない友達ができた。

子どもを入れた近くの幼稚園ではお母さん友だちはできなかったのだけど、その親子の会で出会ったお母さんたちとは、子どもが小学校に上がった今でもお泊まり会やLINEグループを通して交流していて、私の大切な心のよりどころになっている。

ばばちゃん本当に素敵な場所を創り上げてくれてありがとう。

コロナ禍の3年間の幼稚園

2020年からコロナのパンデミック(その正体は「プランデミック」)が始まり…

近くの幼稚園にはなかなか入園できず、6月にやっと入園した時から子どもたちにマスク生活が強いられるようになった。

感染対策として「マスクを着用すること」という幼稚園の指示に驚き、「これはやめてくださいよ」とすかさず幼稚園にメールしたのを覚えている。

それで園長先生から「気持ちは一緒なんですが…この状態でマスクしないでくださいとは…言えないですよ…」と電話を頂いた。

食事はオーガニックで、先生の研修もしっかりなされていて「先生が怒鳴りつけるところは見たことがない」と、前から通わせているお母さんの話を聞いてそこにしようと思った。

園長先生はコロナが始まる前、「園児一人一人がいい表情をして過ごすことができているかそこをよく見たい」と説明会で話してくださって本当にいい先生だと感じた。

マスク生活でそれがどれだけ実現できるのか…

この園長先生は、コロナ禍でかなり苦悩されていたと想像する。

園児に表情を見せることは大事だと、マスクでなく、フェイスシールドをされていたし、オンライン参観とかオンライン運動会なんて白けたことはされなくて、全て距離をとってという形で元気で開催して下さった。

でも先生方のマスクはほぼ3年間取れなかったし、私は早々に娘たちには屋内でもマスクさせないよう園に頼んで外させてもらっていたが、2023年3月13日までは、ほとんどの子どもたちは屋内ではマスク生活だった。

日本人がマスクし続けるそもそもの原因

コロナが始まった当初、誰が3年間もマスクし続けるなんて思っていただろうか。

園はまだしも、小学校以上の年齢の子たちにはマスク生活はシビアに強制されていたと感じる。

マスク・ワクチン・距離をとる以外の感染対策として、抵抗力を上げるための運動なりミネラルを取り入れた食事なり、かかっても早く治す方法を知るなり、いろいろあるはずなのに、この感染対策で子どもを縛ってきた機関が学校である。

マスクの弊害は素晴らしく、多くの子どもたちの集中力が続かなかったり、頭痛も、酸欠で倒れることも結構聞いたし、不登校は増えているし、今や恥ずかしくて取れないマスク依存症の子どもたちも数えきれないほどいる。

もちろん、学校が原因というだけでなく、社会がマスク社会だったからとか、教育委員会の指示がとかいろいろ言い訳はあるだろう。でもそこを3年もの間、脱皮できずマスクの弊害を子どもたちにもたらし続けた異常機関が「公立の学校」なのだ。

世界では2年目になればコロナなんか話題にもなっていないのに、イギリスでは子どもにマスクさせ続けるのは虐待という認識があったのに、日本の学校が3年間マスク生活を強いたその罪はとても重いと感じる。

それこそが感染対策なのだと子どもたちに刷り込み、子ども同士のコミュニケーションを希薄にした。

「自主性を育てる」なんていう言葉を使いながら、先生たちに自主性がない。多くの先生たちにとっては何かあった時に「対策はしていました」と言えることが一番大事。

何て酷い日本の学校だろう。こんなところに子どもを行かせたい?マスク依存症の子どもたちに対してそうしてしまったことは「大人が原因だった、本当に申し訳ない」と責任を感じて謝ることなんて決してすることはないだろう。

そしてなんでこんな日本人なのかといえば、学校教育に問題があるだろう。

きをつけと言われればきをつけしなさい。学校の教育プログラムが与えたことをしなさい、それができなければ1とか2とか△とかつけます。整列ではみ出している子は注意してみんなと同じようにさせます。

そう、みんなきちんと同じようにそろっていることが大切、そうしたら授業もしやすい、「管理」しやすいから。

先生自身がそんな風に思っていなくても通知表がある限り、テストで点をつける限り、そういう機関に縛られた中でそうしてしまうこととなるのだ。

この無限のマスクの人たちは、はみ出ることを怖がり自分で学ぶことをせず、与えられたことしかしないよう幼い頃学校で義務教育によってしっかりプログラムされてしまったからとも言えるだろう。

このコロナ禍から、これからの時代の子育てにおいて、何が本当に大切なのか、本気で見直す時が来ていると思う。

私はこの公立学校に子どもを通わせることに対してとても抵抗がある(泣

子ども自身が持っている、大きく広げようとしている透明で綺麗な羽、学校の集団生活の中で知らないうちにそぎ落とされてしまうかもしれないように感じる。

周りと違うことをしようとすることは勇気のいることだ。

学校じゃなくてフリースクールに行かせることはお金も時間もかかるし、周りから理解を得られにくいと思う。

それでも週5で過ごす時間はできるだけそこへ通わせてあげたいと思う。

まだまだ思うことはあるので、続編は書いていきます。

フリースクールがどんなところなのか気になる人は是非読んでみてください(o^―^o)

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